実は僕もかつてはゲーム少年でした。
ファミコン※1版ドラクエ※2にハマり、大学受験に失敗して単身東京へ。
そこで最初に付いた仕事(アルバイト)も某ゲーム誌編集でした。
出版編集業なんてのもけっこうなブラックでして、僕も最高で3日間帰らず編集部に閉じこもっていたこともあります。
確か、ドラクエ犬瞭箪元事に駆り出されていた時だったと思います。
もっとも、上司の方には一週間くらい家に帰ってない方もいましたねぇ。。
(モルグと言われていた仮眠室で寝たり、近場のカプセルホテルに泊まったりはしていたようです)


一方でその取材対象であるゲーム開発もなかなかブラックだったようです。
特にこれはお互い理解を得ないとなかなか解決の糸口すら見えてこない技術者(ブルーカラー)とホワイトカラー(営業・企画部門)との確執。
DTP業界やWeb業界、ゲーム業界は当然、どこの業界においても言えることなのかもしれませんが、実務の大変さを知らずに口だけ出し続けるホワイトカラーとその下で働くプログラマーには越えられない壁みたいなものがあるようです。
で、一般的にはブルーカラーが我慢して終わる。
中には我慢し過ぎていろいろ間違った行動をとってしまう方もいるようですが。。

これから紹介する2つのファミコンソフトに隠されたメッセージは我慢しきれなかったブルーカラーの心の叫びです。
ソフトを購入した少年少女にはもちろん、関係者にもわからない方法でプログラマーが単独で行った心の叫びとはどういったものなのか?
見てもらってから判断してもらいましょうか。

まずはクソゲーとして名高い「元祖西遊記スーパーモンキー大冒険」というPRG(ロールプレイングゲーム)から。
このメッセージはゲームデータを吸い出し、あるアプリを使ってグラフィック周りを確認しなければみることができないため、書いた本人は一生表に出ることはないだろうと思っていたのかもしれません。
ところが、思った以上に世は進化し、また、デジタルデータという性質もあって、消えることなく発見されてしまったのです。

せっかくなのでテキストで起こしてみましょうか?人名はさすがに伏字にしておきます。
デザイナー○○ ○○。1960アイチケン トヨカワ市うまれ.26才。…おまんこ.なめてぇーよぅエッチする女ノ子がほしいチツちゃん、クリちゃん、スキ!スキ! 
心の叫びというか。。うーむ。何が言いたかったのでしょうか?

次にゲームとしての評価も高かった当時単独企業だったナムコから発売のアドベンチャーゲーム「えりかとさとるの夢冒険」から。

こちらはパスワードを入力すると出てくるメッセージ。やはり、日常的に徹夜な毎日だったらしいですね。
リンク先からさらに辿って行くとホワイトカラーに向けたもっととんでもない恐怖のメッセージが。。

有名なのはエンディング後に長い間放置しておいたあと、あるコマンドを入力すると現れるこちらのメッセージですね。


こちらもテキストで起こしてみます(人名伏字)。
なつかしい きょくが
ながれてるじゃないか。
あのころは、よかったな。

みんなプロだったもんな。
……………
それにひきかえ、なんだ
こんかいのやつらは、

やっと おわった。
すべてはいいおもいでだと
ふざけんじゃねェ
このばでおれいしちゃうよ

まず、かいはつとちゅうで
おとことにげた
   ○○ ○○
てめェーだよ てめェー

まえのばん 7かいも
セックスして シャワーも
あびずに かいしゃに
くるなよ。
via : これまでのけいい
全文は長文なので以下略。
ゲーム業界のプログラマーエロい人多いですねぇ。。

といったように、当時のゲーム開発者の心は荒んでいたのです。
今のゲーム業界にも似たようなことあるのかなぁ。。
良くも悪くもゲーム業界黎明期の遺産として今度もずっと語り継がれていくんでしょうね。
デジタルってこれだから怖いよねぇ。。

で、最後ちょっとしたおまけ。
サウンドノベルゲームというカテゴリーのスーパーファミコンの名作「かまいたちの夜」にはこんな隠しメッセージ※3が。


この作品に関しては完全なネタでしょうがここまで手の込んだメッセージを作るなんて関心してしまいます。

※1 当時人気No.1だった任天堂が発売していた家庭用ゲーム機。正式名はファミリーコンピュータ。
※2 こちらも当時人気No.1だったPRG(ロールプレイングゲーム)。正式名はドラゴンクエスト掘
※3 縦読みで「たすけてくれ!」「ここで理せっとしろ」に気付くかがポイント。