大卒3万3000人がニートだというニュースが入ってきました。

□ 時事ドットコム:大卒3万3000人がニート=就職率改善も4%非正規−文科省
今春、4年制大学を卒業した学生約56万人のうち、6%に当たる約3万3000人が進学も就職の準備もしていない「ニート」だったことが27日、文部科学省の学校基本調査の速報で分かった。就職率は63.9%で前年比2.3ポイント改善したが、3.9%の約2万2000人が非正規雇用だった。


日本の国民には3大義務ってのがありますね。
「教育の義務」、「勤労の義務」、「納税の義務」です。
これは義務教育で習う誰もが知っていること。
でも最近、勤労の義務が守られないような社会状況になりつつあります。

ニートという言葉が社会に出始めたのはつい最近のことだと思います。
それまでは、フリーターという言葉がありました。
フリーターとは若者を中心としたアルバイトで生計を立てる人たちのこと。
一方で、ニートは何もしない。
ただ起きて、パソコンを立ち上げてネットをめぐり、食べ出し過ごす。

フリーターのしていることは「勤労」です。
フリーターは義務を果たしています。
なにも就職しなくても国民の義務は果たせるわけです。
では、ニートは義務を果たしていないのか?

前述の記事もそうですが、どうも日本では大学を出たら就職しなければならないと思われがちなようです。
確かに大学を卒業したら就職することが一般的な次のステージなのかもしれません。
ただ、就職だけがすべてではない。
フリーターやりながら夢を求めていたっていいんです。それは立派に勤労の義務を果たしています。
ではニートはいけないのか?

ここで発想の転換をして見ましょう。
そもそも仕事(勤労)とは何ぞや?
お金を稼ぐことが仕事(勤労)なの?
当然、そういった意味合いもありますが、辞書で調べたところ一番最初に書かれていたのはこちらでした。

仕事 とは - コトバンク
何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
そう、決してお金儲け=仕事(勤労)というわけではないのです。

ここでニートに戻ります。
ニートといってもいろいろな方がいるでしょうが、中には絵が好きで「pixiv(ピクシブ)」に絵を投稿している人もいるでしょう。
中にはゲーム好きが高じて、攻略ブログなんてのを始める人もいるでしょう。
中にはオンラインゲーム内で何か面白いことを始める人もいるかもしれません。
こういった行動は人間であれば普通に行なっている行動です。
そして、そのことにより、何かを作り出している。何かを成し遂げているわけです。
そう、つまり、ニートもしっかり仕事をしていたのです。

これにて問題解決。
就職率は悪くとも全国民勤労の義務を果たしていることとなります。

ただ、ここにはひとつ重要な問題が存在します。
それが何かといいうと、それだけでは生活できないということです。

ここから先は政治にまかせるしかありません。
もう、我慢をしてしたくもない仕事を体を壊してまでも続けるような時代ではないはずです。
日本国民全員が夢を持ち、やりたい仕事ができ、生活がおくれる。
そんな未来が訪れることを願っています。

が、しかし現実は。。
この数字が今の日本の政治を表しています。
何故これだけ多くの人が自ら死を選ぶのか。 
そこから考えていかなければならないでしょうね。