iPhoneのOS(iOS)をアップデートして「iCloud」を使うようになり、連絡先もiCloudと同期させるようにしたのですがそのことで、今まで同期されていた「Outlook Express(Windowsアドレス帳)」に連絡先が同期されなくなってしまいました。
もともと、僕の場合、名刺をいただくと「FastBizCard」を使ってiPhoneでスキャンしてデータ化。
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FastBizCard - Appli-Smart Co., Ltd. (今は¥700)
その後、iTunes経由で「Outlook Express(Windowsアドレス帳)」に同期させてパソコンの連絡先に登録。
というかたちをとっていたのですが、それができなくなってしまったわけですね。
そこで、iCloudと同期させつつOutlook Expressとも同期できないかやってみました。


まず最初に考えたのは今まで通りiTunesを使って同期をさせる方法。
実は、iCloudとの同期設定を行なっているiPhoneはディフォルトではOutlook Expressとの同期はできない設定になっています。
そこでiTunesを使った同期が一段落したら以下の順にクリックでOutlook Expressと同期させます。
iTunesで同期
「データが重複する可能性」と注意されますがそのままやっちゃいました。
が、結果はダメ。
ひょっとしたら「Outlook Express」からiPhoneへの同期は可能だったかもしれませんが逆ができないと意味が無い。

そこで今度はiCloudからOutlook Expressに同期を試みてみます。
というか、直接同期ができなそうなのでファイルを介してのエクスポート、インポートですね。
  1. iCloudですべてのファイルを選択。
    iCloudからインポート01
  2. その後「vCardを書き出す」を選び、すべての連絡先のvCardを書き出す。iCloudからインポート02
  3. 書き出したファイル「Exported iCloud vCards.vcf」を「秀丸」等テキストエディタを使って開き「名前を付けて保存」、文字コードをSJISに変えて保存しなおす。
    iCloudからインポート03
  4. 「Outlook Express」を起動、「ツール」→「アドレス帳」でアドレス帳を立ち上げ、「ファイル」→「インポート」→「名刺(vCard)」で先ほど保存しなおしたファイル(Exported iCloud vCards.vcf)を「開く」。
    iCloudからインポート04
  5. 実はここから時間かかります。
    「OK」→「はい」→「OK」→「はい」をひたすら人数分続けなければなりません。
    iCloudからインポート05
    リターンを押しっぱなしにして居眠りでもしているといいと思います。
ということで、こちらもいまいち実用的ではなかったです。

結論としては普段はiCloudと同期させるようにしておいて、パソコンと接続する時(Outlook Expressと同期させたい時)だけ、iPhone側でiCloudとの同期設定を辞めてからパソコンに接続する。というのが一番よいようです。
ちなみにiCloudとの同期設定を切るときは「iPhoneから削除」にしないで「iPhoneに残す」ようにしましょう。
連絡先全部削除02