数日前、埼玉県熊谷市の太平洋セメント(旧秩父セメント)が震災による瓦礫の受け入れの意向を示しているというニュースをNHKの昼のニュースでやっていました。
対象となる瓦礫は岩手県野田村で解体された住宅などの木くずだそうです。

□ FNNニュース: 東日本大震災のがれき...
埼玉県は2011年12月、被災地の復興支援のため、がれきを受け入れる方針を決め、自治体などに協力を求めていたが、大手セメントメーカー「太平洋セメント」の熊谷工場が、がれきの受け入れに協力する意向を示しているという。


当初、このニュースを聞いたとき、個人的には「仕方ないよなぁ。」といった感じでした。
その後、ツイッターのTLを見て、殆どの方が反対意見だったことを知りビックリ。
それらの意見にざっと目を通した上で、僕の発したツイートがこちら。 これはいろいろな意見を見聞きした今でも変わらない僕の意見です。

ただ、これだけ多くの方が反対してるんだという現状をより多くの人に伝えたいと思ったので、あくまでも中立的な立場から賛成意見も含めてTogetterでまとめてみました。

埼玉県熊谷市「太平洋セメント」の震災瓦礫受け入れに関するツイート - Togetter
変な主観が入るのが嫌なので基本的に「熊谷 瓦礫」(その後「熊谷 がれき」も追加)で検索しヒットしたツイートを時系列にならべ、否定的な意見を赤、肯定的な意見を青にしただけです。
ただ、その判断に多少の主観は入ってしまっているかもしれません。

当初、ほぼ100%の方が反対意見だと思っていたのですが、まとめた後に反対に対する反対意見があったりといろいろな意見が聞けたと思います。
(後に追記した「熊谷 がれき」でヒットした意見には肯定的なものもチラホラ。)

ちなみに、上記ツイートを発した際、#fbタグを付けFacebookにもシェアさせたのですが普段よりもちょっとだけ多く「いいね!」 がもらえたので、Facebookでは肯定的な僕の意見に賛成の方も多少いたようです。

今回のこの件ですがまとめたTLを見てみると幾つかの点が問題視されています。
  1. 放射性物質は検出されていないといっているがはたして大丈夫なのか?
  2. 放射性物質がないとしても風評被害(特に農作物に対する)が起きる可能性がある。
  3. 市民の声を聞かずに受け入れを進めようとしている。
それぞれ持論を言わせてもらうと、
「1」に関してはぶっちゃけるともう不毛な議論はしたくないといったところです。
既に放射性物質はばら撒かれているし、もっと言うと震災以前から存在しています。
これからも日本で生活を送ることを考えているのであれば、極論あきらめるしかないと思ってます。
「2」はたしかに問題ですがこれを解決させるためには変なバズを広めない、つまり余計なことは言わないことが必要になります。
では、余計なことって何なのか? それは自分以外の人間にしか判断できないんですよね。
つまり、一番の解決策は何も言わないことになってしまいますがこれはよくない。
時間が解決してくれるのを待つしかないでしょうね。 (生活のかかっている農家の方はそうも言っていられないでしょうけれど。)
で、この中で一番問題視しなければならないのは「3」でしょうね。
ただ、この件に関しては市議会議員である @oshimakazuhiro 氏がある方に対するメンションで以下のように発言しています。 とは言え、おそらく住民投票なんてことにはならないでしょうから、市民の総意を測り知ることはなかなか難しいと思います。
そもそも、ツイッター民もFacebook民も一部の人間でしかありません。
その意見が市民の総意であるとは思いませんが、何を持って「理解が頂けた」とするかがポイント。

いずれにしてもリアル市民がどういった動きを起こすのか?
今後の動きに注目したいと思います。