「SAMURAI 7」を見た流れで「七人の侍」を観たかったのだが貸し出し中だったために「七人の侍」のアメリカ版と言われている「荒野の七人」を借りて見ることにしました。
火曜日はTSUTAYAが旧作150円の日。
せっかくなので「続・荒野の七人」も借りて通してみることにしました。

荒野の七人 (特別編) [DVD]荒野の七人 (特別編) [DVD]
出演:ユル・ブリンナー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン(2010-08-04)
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続・荒野の七人 [DVD]
続・荒野の七人 [DVD]
出演:ユル・ブリンナー
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント(2003-08-29)
販売元:Amazon.co.jp
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さっそくぶっちゃけちゃいましょう。

「続・荒野の七人」は見なくてもいいです。
いや、むしろ見なかったほうが良かったかも。
7人のキャラ付けも無理があったし、何しろ主役格のクリス以外は配役も変わっていてどうも入り込めませんでした。
あと、子ども(娘)と見るときは注意した方がいいかもしれない表現がチラホラとあったのもちょっと。。

でも、それは「続・荒野の七人」に関してであって、本作の「荒野の七人」はさすがでしたね。
往年の名馬「メジロマックイーン」の名前の元となったスティーブ・マックイーン氏も出ています。

どうしても「SAMURAI 7」との比較で見てしまうのですが、おそらく「七人の侍」にもあろうと思われる名シーンや設定等は人を変え、場面を変えて生きていました。
たとえば「薪割り」のシーンや「扉を開けて待ち伏せる」シーン。
「農民出身のガンマン」がいたり、「鐘を鳴らして隠れている村人を誘い出す」等。
ますます「七人の侍」がみたくなってしまいました。

ちなみに「七人の侍」が1954年。
「荒野の七人」が1960年。
「続・荒野の七人」が1966年。(後、さらに続編が2作出ている)
と、僕が生まれる前にすでにこんな素晴らしい作品があったというところにびっくりさせられます。
映画はどんなにお金をかけても、どんなにすばらしいCGを使っても、やっぱりストーリーが大切だということでしょうね。
(ただし「続」がつかない作品に限る)

さらに「七人の侍」の流れを受け継いだ作品は、
アニメ版「SAMURAI 7」が2004年。(「七人の侍」50周年記念として製作)
舞台版「SAMURAI 7」第一幕が2008年。
舞台版「SAMURAI 7」第二幕が2010年。
と、いった具合に時を超え、媒体を変えて長く好評を得ています。
(今年はもう一つ、山本寛斎氏によるオリジナルのエンターテインメントショー「KANSAI SUPER SHOW 七人の侍」というのもあったようです。)

ここで再び「荒野の七人」に話を戻します。
「荒野の七人」、「続・荒野の七人」2作をまとめると、大概は続編は駄作だというのをまざまざと見せつけられた2作となりました。
「荒野の七人」は是非観てほしい作品。
「続・荒野の七人」は別に見なくてもいい作品。というところでまとめます。