あるニュースで「カーネルパニック」なんていう言葉を聞いた。
ちょっとかっこいい。
そこで、なんのことか調べてみた。

Mac Pro (Mid 2010)に Parallels Desktop 5 for Mac をインストールすると、カーネルパニックが発生する − MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)
待て待て〜


さて、まずは「カーネルパニック」を「カーネル」と「パニック」に分けて考えよう。
「パニック」は大体の方がわかるとおもう。
辞書で調べると以下のようにある。

パニック【panic】 の意味とは - Yahoo!辞書
思いがけない事態に直面した際に群衆が引き起こす混乱状態。

問題は「カーネル」だ。
まず思い浮かべるのがケンタッキーフライドチキンの「カーネル・サンダース」。
でも「カーネル・サンダース」の「カーネル(colonel)」は名誉称号であって特に意味はない。
「カーネルパニック」の「カーネル(kernel)」はOSの核となる部分のこと。
UNIX系OSで使われている言葉で、最近ではMacintoshもUNIXベースとなったため「カーネル」という言葉が使われるようになったようだ。

カーネルとは【kernel】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
OSの基本機能を実装したソフトウェア。OSの中核部分として、アプリケーションソフトや周辺機器の監視、ディスクやメモリなどの資源の管理、割りこみ処理、プロセス間通信など、OSとしての基本機能を提供する。

「カーネル」が分かれば「カーネルパニック」も大体予想できる。
「OSの核となる部分がパニックを起こしている状態」といったところだろう。

さらに細かく調べてみよう。

カーネルパニックとは - はてなキーワード
Windowsでは青画面、MacOSでは爆弾がそれにあたり、UNIXではPanic!と表示され、その部分のダンプが表示される。

カーネルパニックとは (kernel panic): - IT用語辞典バイナリ
カーネルパニックは主にUNIX系OSにおいて用いられる表現であるが、UNIXから派生したLinux系OSやMac OS Xにおいても、同上の状況をカーネルパニックと呼ぶことがある。Windows系OSでは、同様の状況はブルースクリーンと呼ばれることが多い。

Windowsでいう「ブルースクリーン」同等のことをUNIX系OSやMacintoshでは「カーネルパニック」というらしい。
たまたまなんだろうけど、Windowsでは今ひとつの言葉で表現されていることがUNIXやMacintoshになるとカッコいい呼び名になるってのはなんだろうね?
やっぱりWindowsをメインで使っている人とUNIXやMacintoshをメインで使っている人たちは種類が違うってことなのかな?