さて、すべてのデータを「あるクラス(データ型)のインスタンス(データ)」として扱う「オブジェクト指向プログラミング」言語であるActionScript3.0ですがデータには様々な種類があるのでもちろん、クラスにも様々な種類があるわけです。
そんなクラスの中で予め用意されているものを「ビルトインクラス」といいます。
で、これはなんと500種類以上もあるのです。

ActionScript 3.0 言語およびコンポーネントリファレンス

プロからやさしく学ぶ ActionScript 3.0プロからやさしく学ぶ ActionScript 3.0
著者:浦野 大輔(株式会社サイバーエージェント)
販売元:インプレスジャパン
発売日:2010-01-22
おすすめ度:3.0
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そのうちの数例
int:整数値を扱うためのクラス
String:文字列(テキスト)を扱うためのクラス
MovieClip:ムービークリップを扱うためのクラス
TextField:テキストフィールドを扱うためのクラス
Sound:サウンド(音)を扱うためのクラス

それぞれのクラスに対して使えるプロパティ。メソッド。イベントが決められています。
そして、それぞれのクラスは継承関係を持っていて親クラスの機能(プロパティ、メソッド、イベント)を子クラスは引き継ぐことができるようになっています。

なお、プロパティ、メソッド、イベントに関しては以下。

プロパティとは 【property】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
オブジェクト指向プログラミングで使用されるオブジェクトが保持している、そのオブジェクトの性質を表すデータ。例えば、画像データのオブジェクトならば、高さや幅などのデータをプロパティとして持っている。

メソッドとは 【method】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
オブジェクト指向プログラミングにおいて、各オブジェクトが持っている自身に対する操作。オブジェクトは「データ」と「手続き」から成っているが、その「手続き」の部分に当たる。

イベントとは 【event】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
オブジェクト指向プログラミングにおいて、オブジェクトに特定の現象が発生した時に発する信号。

個人的にはプロパティとメソッドの違いは()が付くか付かないかというなんとも簡単な見た目で判断してしまっています。

といったところで、2回にわたって説明してきましたがこれをしっかり理解しておけば今までFlashを使いこなしてきた方であればAS3もなんとか使えるんじゃないかなぁと思います。
そんなこんなで次回は、さっそく以前作ったプルダウンメニューをAS3に直してみることにします。

□ AS2.0以前との違い(ActionScript3.0勉強中! #1)