今まで、さんざん「安売りからは何も生まれない」と語ってきましたが、牛丼常時280円のすき家を運営しているゼンショーの広報室長さんがツイッターでつぶやいている内容を見てちょっとだけ納得がいく意見があったので紹介します。
□ 【すき家】ゼンショー広報室長、「牛丼戦争」「デフレ助長」などマスコミ報道に物申す | kokumai.jpツイッター総研

その前に先日書いた牛丼戦争に関しての記事を紹介。


まあ、いろいろと意見しているのですが僕がなるほどと思ったのはこの意見
牛丼の低価格がデフレを助長するというのは暴論に映ります。楽天証券の山崎元さんもおっしゃっていましたが、浮いた分を他に支出できる、という意味ではむしろ消費活性化の後押しをしていると個人的には考えます。
安売りだけで終わらせずにそれによって浮いたお金をどう使うかに焦点を当てています。
これは買う側のことを言っているようですが、僕はこれは買う側だけではなく、売る側にもいえることだと思います。
安売り競争によって生じた技術や人材(経験)、利益(あればですが。。)等で新しい何かを生み出す努力をしてもらいたいです。
ただ、やはり狭い目で見て牛丼業界だけに絞るとあまりプラスにはならないでしょうね。
ま、生まれ行くものはいずれ滅びる。ただ、何かが滅びることによって生まれてくるものもあるといったところでしょう。

他にもいくつか気になった部分をピックアップ
今回、全国に1400店舗あるすき家の中で1割にも満たない店舗で若干の値引きをするキャンペーンを実施していますが、ごく小さな規模のキャンペーンで、店舗をお知らせすると特定の店舗がパニックになるためリストは開示していないのです。本当に小さなキャンペーンをマスコミが過大報道しまして。
なんと、そんなに小規模だったんですね。
僕もマスコミの過大報道の被害者(参照)です。あれ?ネットもマスコミの一部?

収入が20年前の水準になっている今、企業が新たな値頃感を追求する努力をしなければモノはさらに売れなくなり、それこそデフレが進みそうです。牛丼や弁当や衣服の値下げがデフレを助長するのではなく、そうした企業努力をデフレの象徴などと騒ぎ立てることがデフレを助長しているような気がします。
20年前というと僕が二十歳の頃ですね。
バブルが崩壊寸前だった頃です。
たしかに僕の収入のピークは20代後半でした。

革命を起こすしかありません。ツイッターもその候補。しかし前途多難です。 QT @AZFACTORY: 様々な業界で困ってますよww QT @zensho_pr ほんと、困っておりますw QT @AZFACTORY: 記者の書き方、コメンテーターの言い回しで伝わり方は変わってし
企業の広報の方が直接こういった意見が言えるようになったことも革命につながっていると思います。
おそらくマスコミもこれから力を失っていくもののひとつでしょうね。
ただ、それは今までのマスコミであってこれからマスコミがどんな風に変わっていくのかは皆目わかりません。 

ゼンショー広報室長のツイッターアカウントはこちら。
■ ゼンショー広報室長 (zensho_pr) on Twitter
僕はフォローせずに企業リストに入れさせていただきました。

もしかしたら上記アカウントを作るきっかけになったかもしれない「すき家たん」のアカウントはこちら。
■ すき家たん(公認) (gyudon_sukiya) on Twitter 

■ Togetter - まとめ「ゼンショー広報室長、誤報「吉野家対抗すき家250円に値下げ」をツイッターで火消し」