うちの娘が一番好きなテレビアニメは「名探偵コナン」です。
で、2番目が「ドラえもん」じゃないかなぁ。
3番目はたぶん「クレヨンしんちゃん」ですね。

先日娘がどうしても行きたいというのでドラえもんの映画を見に行ってきました。
当日は花粉症がひどく、できれば外出したくなかったのですが外じゃないし、家にいるよりも返って花粉がすくないんじゃないかと判断、行くことにしました。
今回、見たのは「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」です。

2010年は映画30周年! 「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」 公式サイト

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実は、僕自身が初めて見た映画はドラえもん映画第1弾「映画ドラえもん のび太の恐竜」だった気がします。
いや、その前に「マジンガーZ vs デビルマン」とかも見てたかなぁ。
まあ、記憶に残っている初めて見た映画ってことにしておいてください。

その時は今ほどど派手に宣伝も打たなかったと思うし、おまけなども無かったと思いますが見終わって純粋に感動したような記憶が残ってます。

ところが、昨今のドラえもん映画はどうもいけません。

まず、内容が安易
「のび太の恐竜」は2006年にリメイクもされているのですが、その時も娘と見に行きました。
その時も感じたのですが、初代「のび太の恐竜」にくらべ、「悪者」が強調されている。
そしてその「悪」に対して立ち向かうという単純な構造で引っ張っていく。
今回見た「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」もやはりそのスタイルでしたね。
お年寄りの多くが大好きの「水戸黄門」が築きあげたスタイルです。
水戸黄門でいう印籠がドラえもんのポケットから出てくる道具にすり変わっているだけですね。
ちなみにうちの娘は「水戸黄門」も意外と好きみたいです。
じいちゃんちでよく見てるとか。

次に商売っ気が出過ぎている
僕はテレビはあまり見ないのでわかりませんが、おそらくテレビアニメ放送後なんどとなく映画の告知をしていると予想されます。
(同じテレビ朝日の仮面ライダーではあまりにも酷い手法がとられていたために苦情が殺到したことも。)
毎週、ドラえもんをじいちゃんのうちで見せてもらっている娘もずいぶん前から映画見たいと言っていました。
また、さかなクンを映画に登場させる。挿入歌に武田鉄矢さんの曲を入れる。ケンドーコバヤシさんを声優に起用。等々、子ども以外にも話題を提供することで、多くの層からの集客を見込んでいるようです。
さらにチケットにおまけを付けたり、専用のプラスチックケースのついたポップコーンをこれまたおまけ付きで販売したり(買わされた)と商売っ気が出すぎてます。
極めつけは映画の最後。
エンディングロールが済んでからなにかちょこっとその後の世界みたいなのを流す映画がよくありますね。
この時に、次回作への含みをもたせることもあります。
ところが、今回のドラえもんはそのものズバリ「2011年春公開予定の次回作の告知」だったのです。
うちの子は意外とこの、最後のちょっとした物語が好きなのですがただの宣伝で幻滅したようでした。
小学3年生も幻滅させるほどの「商売っ気」です。

テレビが見られなくなってきて、映画とのタイアップはテレビにとっては一大ビジネスであることはわかるのですが、ここまで見境ないとちょっとなぁ。と感じました。

でも、考えてみたら子ども向け映画なんてこんなものなのかもしれないですねぇ。
かわいそうなのは利用されている子どもの感性ばかりなり。
もっといい作品をたくさん見せてあげたいんですけどねぇ。

最後に一言。
映画の中で頻繁に出てきたドラえもんの「あたたかい目」は今のドラえもんではトレンドなの?
たしか、以前見た映画にも出てきたような気が。。