カラーマネジメントのカラープロファイルが埋め込まれてきたデータを当社でどう扱うかにいつも悩まされる。
そこで、まずはカラーマネジメントとは何なのか?
カラープロファイルとはどんなものか調べて、今後の対応を考えることにした。


まずはカラーマネジメントについて

[Think IT] 第2回:カラーマネジメントって何? (1/3)
 カラーマネジメントを理解するに当たり、プロファイルはとても重要なポイントです。モニターの色を定義するモニタープロファイル、プリント時に必要になるプリンター、または用紙の情報が含まれたプリンタープロファイル、データがどの色空間で作成されているかを表すカラープロファイルなどさまざまなプロファイルが存在します。
Photoshopや最近のIllustratorに埋め込まれてくるプロファイルはカラープロファイルです。
そのほかにもモニター表示のモニタープロファイル、出力時の色のプリンタープロファイルがあるということです。
モニターの場合はAdobeのガンマを使ってキャリブレーションする方法がDTP業界では有名ですね。
実は、僕はカラープロファイルがモニタープロファイルやプリンタープロファイルも兼ねてしまっているのではと考えていたため、路頭に迷ってしまいました。
そりゃそうです。仮に全部をひとつのプロファイルで補うことを考えたら、環境によってプロファイルが無限に存在することになってしまい、プロファイルの意味を成しません。

といったところで、今度はカラープロファイルについて調べてみます。

カラープロファイルとは「モニター」と「出力(印刷物)」との色のズレをなるべくなくすために設定するものです。
一般的には「Japan Color 2001 Coated」になっていることが多いようです。
これは、コート紙での印刷に適したプロファイル。これを「Japan Color 2001 Newspaper」なんかに変えると新聞用のプロファイルになります。
新聞用のプロファイルに変えると一目瞭然ですが色の彩度が落ちます。
新聞紙は紙の性質上、色域がコート紙より狭いためです。
ところが、そもそもモニターの色が合っていないとカラープロファイルは意味のないものとなってしまいます。
ということで、モニターの色あわせをしていない当社ではカラープロファイルは無用の長物ということなのです。
なお、紹介した二つのカラープロファイルはプリントプロファイルにも同名のプロファイルがあります。
そのために上記のような混乱を生んだようです。

ということで、基本的に破棄しちゃえばいいのですが、他のを選んだときにどういった挙動をするかが気になります。

MSN相談箱 カラープロファイルについて

こちらに詳しく載っていますが特に注意すべき点は1点
プロファイルの置き換え(変換)はしないこと。
プロファイルを置き換えちゃうとCMYKの値が変わってしまいます
ただし、RGBのファイルをそのまま出力。なんて時代がすぐそこまで来ているようなので、
CMYKの値なんてさほど気にしなくていいようになってくるかもしれませんね。