なるほど〜♪とんでも現場からこんにちは。
今回はWordのデータ支給でフォントがない時の対応です。
そもそも、データ支給っていう仕事の性質上、PDF入稿(フォント埋込)をしてもらえば解決なんですけどね。
田舎だとなかなかそうは簡単にいかないのが現状。

ちなみに当社ではマイクロソフト系のデータ支給の仕事は、
当社側でPDFにし、インデザインに貼り付けて出力しています。
そもそも、リップがPDFに対応していないもので。。(泣


解決する前に作業者が実際どういった作業をしようとしていたかというと、
間違えないように指定のフォントの部分だけを一つ一つ選択して、
フォントメニューから似ているフォントに指定しなおす。
これをなんと160ページ。朝になっちゃいますよ。

そこで、営業サイドからヘルプが入りました。
基本的にお客さんからフォントを送ってもらうとかは無しです。

まず思いつくのが「フォント置換」。
イラストレータにあってワードにないはずはないと探してみると、やはりありました。
(以下Word 2003での作業です。Word 2000でも同じであることを確認しています。)
「ツール」→「オプション」→「互換性」→「フォントの置換」をクリック。
「使用できないフォント」に表示されているシステムにないフォントを
「代替フォント」で指定したフォントに置き換えて出力してくれます。
ここで「フォントの入れ替え」をクリックして「OK」をクリックすると
書類上完全にフォントを置き換えてくれますが、
「ファイル」→「印刷」→「Adobe PDF」でPDFに変換することを考えると、
あえて完全に置き換えなくても問題ありません。
(出力時に置換して出力しているため)
しかも、場合によっては一括置換できずに残ってしまう文字もあるようですので、
このあたりは柔軟に対応してください。

フォントの置換
↑フォントの置換ウインドウ。置換させたくないときは規定値にする。

ただし、フォント置き換えで怖いのはリフロー(行が流れ出すこと)です。
これに気をつけて、のなるべくリフローの起きないフォントに置換しましょう。
それからこれが一番重要。先方(お客様)にフォントを置き換えた旨をしっかり伝え、
了承を得ることが必要です。

注)画像はイメージです。実際の作業者はもっと素敵です