とんでも現場からこんにちは。
今回は、プリンターでは出力できるのに印刷すると出力されない、
ヘアライン対策についてです。


消える線なんと、以前は原稿撮影(スキャニング)でやっていたそうで、
今回はPDF入稿だったこともあって、原稿撮影というわけにも行かず、
全データを修正するか、通常のプリンターで出力して原稿撮影にするか悩んでいたようでした。

そこで営業からなんとかならないかとのヘルプの声がかかったというわけです。

もっとも、通常のプリンターで出力できて印刷会社で出力できないという地点で
僕がお客だったら「お前のところには頼まないよ!!」と言ってしまいそうですが、
落ち着いてヘアラインの性質と何故プリンターでは出力できるのか調べてみました。

ヘアライン【佐川印刷株式会社】
単刀直入に言うと、プリンタと印刷の差は、「正確さ、再現性」です。
―中略―
「数値上はありえないが、データとして存在する線」、つまり、原理上最も細い線となります。限りなく細い線は、プリンタ(印刷)上で再現可能な最も細い線に置き換えられるため、以下のようになります。
PostScriptレーザープリンタ(600dpi ):0.04mm→目で認識できる細い線
弊社オフセット印刷(通常の印刷:2400dpi):0.01mm→殆ど目で認識できない線
また、プリンタによっては、プリンタの表現領域を超えた細かな描画データに対して、そのプリンタが再現できる最もきれいな状態に調整するものもあります。これは、最近のインクジェットプリンタに多く見られる傾向です。
つまり、本来はない(プリントされない)はずの罫線をプリンターが勝手に作り出していたようです。

さて、ここからは対策です。

たしか以前モリサワ主催のAcrobat(PDF)セミナーに行ったときに
(過去ログで記事にしてるかと思ったらしてなかったようです。別のセミナーだったら記事になってるのですが。。)
講師が「Acrobatにヘアライン対策機能がある」といっていたことを思い出し調べてみると簡単に解決しました。

1.受け取ったPDFファイルをアクロバットで開きます。(受け取ったデータがPDFでない場合はPDFに変換してからでも可能)
2.ツール→印刷工程→ヘアラインを修正
3.「ヘアライン処理の最大しきい値」に印刷の限界と思われる数値を入力(今回は0.15)
4.「置き換え」に置き換える太さを入力(今回は0.15)
5.「文書内の全てのページ」をチェックして「OK」
以上で、0.15mm以下の罫線を全て0.15mmにしてくれます。(単位は「ミリ」が前提)

なお、今回使ったアクロバットは
Acrobat 7.0 Professional(バージョン7.0.9)です。

モリサワドロップ最後にAcrobat(PDF)セミナーに行ったときにもらったモリサワドロップです。
なぜだか画像だけ残ってました。こんなところで日の目を見る事ができるとは。。